2023-07-08 長い間 長い間 ずっと一人で 踊り狂っていたことが 周りから ピエロとして 笑われ 憐れまれ 居心地悪そうに目を逸らされていたことが こんなにもみじめで 恥ずかしいなんて 知りたくなかった 爽やかな初夏の風に吹かれるとき 雲の切れ間の眩しさに目を細める時 いつもわたしのこころの底には 色鮮やかで 新鮮な腐乱臭を撒き散らす にくしみがたまっている 報復は何も生まないなんて言うけれど いつまでもそこにいるから 死ぬまで忘れてやることなんてできないのだ わたしはわたしの穴をにくむ 虚を覗き込み 胸いっぱいにおいを吸い込んで