新緑の箱庭

日々の雑感の掃きだめとして。

長い間

長い間

ずっと一人で

踊り狂っていたことが

周りから

ピエロとして

笑われ

憐れまれ

居心地悪そうに目を逸らされていたことが

こんなにもみじめで

恥ずかしいなんて

知りたくなかった

 

爽やかな初夏の風に吹かれるとき

雲の切れ間の眩しさに目を細める時

いつもわたしのこころの底には

色鮮やかで

新鮮な腐乱臭を撒き散らす

にくしみがたまっている

 

報復は何も生まないなんて言うけれど

いつまでもそこにいるから

死ぬまで忘れてやることなんてできないのだ

 

わたしはわたしの穴をにくむ

虚を覗き込み

胸いっぱいにおいを吸い込んで